H.N (独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院)
H.N
独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター
平成30年12月3日~平成30年12月28日
(社会医療法人青洲会 青洲会病院)

 今回私は1ヵ月間平戸青洲会病院で研修をさせていただきました。平戸には学生の時から何度か来る機会があったのですが、平戸大橋と海が織りなす絶景が印象的で、今回その平戸大橋のたもとにある病院で研修ができる機会とあり、期待で胸を膨らませながら平戸へ向かったのを昨日のように覚えています。
 研修は1ヶ月間という短い期間でしたが、地域の特色に合わせた医療や介護、福祉サービスを拝見させていただきました。病院内での医療だけでなく、行政も含めた退院したその後のことまで、患者さんがどう生きていくかというところまで考えた医療が平戸において実践されていることを知ることができました。
 また、研修中には救急医療懇話会に参加させて頂きました。各平戸の病院の先生方、コメディカルの方々に加え、救急隊の方々が集まり、限られた医療資源の中で、その中でも地域の住民の方々に最適な医療サービスを提供できるよう、職種の垣根を越えて熱い議論を交わす姿には感銘を受けるものがありました。平戸は高齢化が急速に進んでおり、高齢化率は日本の10年先を行っているという話を聞いたことがあります。このような地道な取り組みが成功することで、平戸での医療サービスが今後高齢化を迎える日本の医療のロールモデルになる可能性もあるのではないかと感じました。
 今回の研修を通じて感じたことを忘れずに、これからも研鑽を積み、将来は何かしらの形で私も地域に根ざした医療に貢献していきたいと思います。最後に、温かく受け入れてくださった平戸青洲会病院関係者の皆様や、研修中お世話になった皆様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
H.N