宮國 翔太 （東京大学医学部附属病院）
| 宮國 翔太 |
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| 東京大学医学部附属病院 平成31年1月4日～平成31年1月31日 （医療法人医理会 柿添病院） |
| 平成最後の年、最初の1ヶ月を柿添病院で研修をさせていただきました。大学病院や大きな市中病院では急性期疾患を扱うことが多く、医療の大部分をしめる急性期後の慢性期のフォローや地域での診療業務などは具体的に想像できるものではありませんでした。そのため今回経験した外来業務や健診業務、離島診療、訪問診療、リハビリ施設研修、留置所健診など、どれも新鮮で学ぶことがたくさんありました。特別養護老人ホームの診療で、診察させていただいた方が3人続けて大正生まれだったときは驚きを隠せませんでしたし、夜間当直で島からチャーター船で運ばれてきたときは地域の特殊性を感じました。 医療資源の限られたなかで奮闘する現場の方々や、終末期に際する病気との向き合い方、現実にある介護問題や高齢化問題などを目の当たりにし、ときにもどかしさを感じる部分もあり、そこに正面から向き合っている方々の姿勢や考え方は大変勉強になりました。 平戸瀬戸の青い海を臨む病院で、街に流れる音楽を聴きながら過ごした1ヶ月の研修は短いながらも実りあるものでした。柿添病院の先生方、職員の方々、地域医療教育コンソーシアムの皆様へこの場を借りて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。 |
