松永 千子 （独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター）
| 松永 千子 |
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| 独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター 令和元年9月30日～令和元年10月25日 （社会医療法人青洲会 青洲会病院） |
| 平戸には以前来たことはあったのですが、自分の運転でとなると初めての事で、おっかなびっくり運転しながら大村市から2時間ほどの時間をかけてやってきました。一番びっくりしたのは海と病院との距離が近いことでした。 研修初日は県北保健所にて研修を受けさせていただきました。保健所の主な業務や、地域的な疾患等統計的な特徴について講義をしていただき勉強になりました。また、防護服の着脱訓練も一緒に受講し、貴重な経験ができました。以前、産業医資格を取るための講義で防護服自体は触れたことはあったのですが、自分が着脱するとなると着脱の順序が難しく、使用する前に実際に訓練する必要性を感じました。 他には養護しかまち、つつじの郷、かしの木といった福祉村や大島診療所、訪問リハビリ、往診も見学させていただきました。養護施設の方では、自宅での療養困難といった理由で入所された寝たきりの方から比較的元気で身の回りのことは自分でできる方までいらっしゃり、同じ敷地内で幅広い範囲の方をカバーしていることに驚きました。また、大島診療所では住民の方の高齢化や、入院施設がないことを考えてどの程度まで自宅で見ることができるかの判断の困難さを感じました。退院したは良いものの独居で下痢が続き、食事が取れず再入院で船搬送になった方もいて、点滴ができれば自宅でも様子を見ることができるけれど、家族もおらずみてくれる人もいない様な場合の退院へのハードルの高さを感じました。船搬送の際はちょうど、台風19号が近づいていることもあり、魚に餌をあげてしまう状況になるのではないか不安でしたが、実際はあまり揺れず船酔いにならなかったのはよかったです。 青洲会病院では外来や病棟業務から他職種業務まで幅広い研修をさせていただきました。普段勤めている病院は３次救急病院で慢性期の患者を見ることが少なく、定期フォロー依頼を出す側だったので、実際に定期受診の方やリハビリの方、予防接種も行うことができ非常に勉強になりました。将来整形外科志望ということもあり、整形外科外来を中心に研修をさせていただき、ガンマネイルや骨腫切除術にも入らせていただき良い経験をさせていただきました。最終日前日には右大腿骨骨折のガンマネイルの手術をさせていただき、思い通りにネイルを入れられず、非常に勉強になりました。 最後になりますが、ご指導いただいた諸先生方や外来の看護師の方や青洲会病院関係者の皆様、AGO.netの皆様1ヶ月間お世話になりました。ありがとうございました。 |
