A.M (地方独立行政法人 神戸市民病院機構 神戸市立西神戸医療センター)
A.M
地方独立行政法人 神戸市民病院機構 神戸市立西神戸医療センター
平成30年10月1日~平成30年10月12日
(社会医療法人青洲会 青洲会病院)

 楽しみにしていた平戸での研修が、あっという間に終わってしまいました。平戸はどんなところなのか、慣れない病院でやっていけるのか、といった不安を抱きながら平戸入りしましたが、そんな不安はすぐに消えました。病院のスタッフの皆さんがどなたも気さくに話しかけてくださったおかげで、すぐに病院に慣れることができました。ご飯のおいしいお店もたくさん教えていただきました。コンソーシアムでは、他の病院に来ている研修医とも交流できました。普段は遠く離れたところで働く同期たちと話すのはとても新鮮でした。休日にみんなで観光に行ったのも良い思い出です。
 「へき地医療」というと、どうしてもマイナスなイメージを持ってしまいがちです。私自身、医療設備が十分でない、医師が足りていない、病院が遠くて治療までに時間がかかる、といったイメージがありました。しかし、2週間研修させていただき、そのイメージは少し変わりました。当直中に脳卒中疑いの方が来られた時、青洲会病院では救急車からほぼ直行でMRIを撮影できる環境があり、とても驚きました。また、平戸市内の病院と消防署で症例検討会が定期的に開催されており、地域全体で医療を守るという意識を感じました。救急救命士の方々と密接にコミュニケーションをとり、迅速に適切な医療機関へ搬送する体制ができているようでした。
 普段研修している病院とは異なる環境に戸惑うこともありましたが、平戸でしか経験できない、とても貴重な日々を過ごすことができたと感じています。
 2週間という短い間でしたが、常光先生をはじめ青洲会病院の先生方、スタッフの方々、地域の皆様には本当にお世話になりました。また、研修医同士交流する機会を設けてくださったAGO.net関係者の方々にも御礼申し上げます。みなさん本当にありがとうございました。
A.M